冬のお風呂で気をつけたい「ヒートショック」の話(家族を守るために)

皆さん、大雪は大丈夫でしょうか??💦

冬になると増える住まいの相談の中で、
“命に関わる”という意味で特に大切なのが ヒートショック対策です。

「お風呂が寒いのは仕方ない」
「脱衣所は我慢するもの」
そう思っている方ほど、ぜひ一度読んでほしい内容です。


ヒートショックって何?

簡単に言うと、急な温度差で血圧が大きく上下し、体に負担がかかることです。

冬の入浴では、こんな流れが起こりやすくなります。

  1. 暖かいリビング(血管が広がりやすい)
  2. 寒い脱衣所で服を脱ぐ(血圧が上がりやすい)
  3. 寒い浴室に入る(さらに血圧が上がりやすい)
  4. 熱い湯船に浸かる(今度は血圧が下がりやすい)

この上下動が大きいほど、体への負担も大きくなります。


こんな家は注意(ヒートショックが起きやすい環境)

当てはまるものが多いほど、対策の優先度が上がります。

  • 脱衣所やトイレが冷え切っている
  • 浴室に大きい窓がある
  • タイルのお風呂(在来浴室)
  • 換気のために窓を開けがち
  • 追い焚きがなく、熱い湯に入りがち
  • 家族に高齢者がいる
  • 朝晩の冷え込みが強い地域(=東北は特に)

一関の冬のように冷え込みが厳しい地域は、
「温度差」が大きくなりやすいので要注意です。


今日からできる!ヒートショック対策

工事をしなくても、できることはあります。

① 脱衣所を“先に”温める

入浴の前に、脱衣所を少しでも温めておくだけで温度差が減ります。
小型暖房・温風機などを短時間使うだけでも効果があります。

② お風呂のフタを活用して浴室を温める

お湯張りのときに、浴室が冷えたままだと寒暖差が大きくなります。
浴室の扉を少し開けて湯気を回すなど、浴室を事前に温める工夫ができます。

③ 熱すぎるお湯を避ける

「寒いから熱い湯に!」は危険が増えます。
体への負担を減らすために、無理に熱くしすぎないことが大事です。

④ 食後すぐ・飲酒後の入浴は避ける

体調が揺れやすいタイミングはリスクが上がります。
「ちょっと疲れてる日」「眠い日」も要注意です。

⑤ 家族にひと声かける(これが意外と重要)

  • 「今から入るよ」
  • 「長いけど大丈夫?」
  • 「あがったら声かけて」

ヒートショックは“静かに起こる”ことがあるので、
家族の声かけが大きな安心になります。


“暮らしの工夫”だけでは限界があるとき

生活の工夫で改善しきれない場合、
家の側を整えると安心感が一気に上がります。

① 浴室そのものを暖かくする(ユニットバス化)

昔のタイル浴室は冷えやすく、ヒートショックの温度差が出やすいです。
ユニットバスは断熱面で改善しやすく、冬の入浴が変わります。

② 脱衣所の断熱・暖房

実は「浴室より脱衣所が寒い」家は多いです。
脱衣所の暖房、窓の見直し、断熱などは効果が出やすいポイントです。

③ 浴室の窓の対策(内窓など)

浴室窓が大きいほど冷えやすい傾向があります。
窓対策は、結露にも寒さにも効きます。


ヒートショック対策は「温度差を減らす」が基本

大切なのは、
リビング → 脱衣所 → 浴室の温度差を小さくすること。

まずは今日からできる対策を。
そして「毎年つらい」「家族が心配」という場合は、
住まい側の対策も検討する価値があります。


冬のお風呂の寒さは、快適さだけでなく“安全”にも関わります。
「脱衣所が冷え切っている」「浴室が寒い」など気になることがあれば、
今の状況を聞かせてください。ご家庭に合った対策を一緒に考えます。