ユニットバスのはなし

🛁 ユニットバス誕生の背景と秘話

🔎 そもそも「ユニットバス」とは?

「ユニット(組み立て)」+「バス(浴室)」の意味

壁・床・浴槽などを工場で一体成型し、現場でパネルを組み立てる方式

防水性が高く、工期短縮・品質安定が可能

🏭 誕生のきっかけ

🎌 日本初のユニットバス誕生:1964年(昭和39年)東京オリンピック

【背景】

東京五輪開催に向け、大量のホテル・選手村を短期間で建設する必要があった

当時、現場で浴室を作るには時間とコストがかかりすぎた

【開発】

INAX(現:LIXIL)とTOTOが中心に開発競争

初の商業利用はホテルニューオータニ(1964年開業)

「短期間施工」「清潔」「メンテナンス性」で採用

🌟 成功の要因

「工場生産」で品質均一&スピード施工

コンクリート建物でも簡単に設置可能

水漏れリスクが大幅低下

🏆 普及の流れ

年代       出来事

1964      東京オリンピックで初採用

1970年代            公団住宅やマンションで普及

1980年代            一般住宅でも採用進む

2000年代以降     デザイン性・快適性も重視され進化

💡 小ネタ

「ユニットバス」は和製英語で、海外では“Modular Bathroom”や“Prefabricated Bathroom”と呼ばれます

初期のユニットバスは**「FRP(繊維強化プラスチック)」**が主流でした

🏆 最新のユニットバス事情(2020年代以降)

✅ 1. デザイン進化:高級感&ホテルライク

【トレンド】「ホテルライク」な内装が主流に

壁:木目調、石目調パネル

浴槽:人工大理石、滑らかな曲線デザイン

【メーカー例】

TOTO サザナ・シンラ:「やわらか浴槽」「楽湯」

LIXIL スパージュ:「肩湯」「アクアフィール」

✅ 2. 機能性の進化:癒し&時短

【リラックス機能】

肩湯・ジェットバス・ミストサウナ・音楽スピーカー内蔵

【時短&清掃簡単】

自動洗浄機能(TOTOの「おそうじ浴槽」)

キレイ鏡(曇り止め)

カビシャットパネル(カビがつきにくい)

✅ 3. 省エネ・エコ性能もUP

断熱浴槽(魔法びん浴槽)

節水シャワー(エアインシャワー)

瞬間暖房&涼風システム(浴室暖房乾燥機)

ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)住宅対応モデルも増加

✅ 4. バリアフリー・高齢者配慮も進化

段差ゼロのフラット床

握りやすいスリム手すり

ワンプッシュ排水

将来的な介護対応も視野に入れた設計

✅ 5. スマートホーム連携

音声アシスタント連携(Google、Alexa対応)

アプリ操作で浴槽お湯張り、追い焚き

IoT家電化が急速に進行中(特にLIXIL、パナソニックが強い)

まとめ

大変な掃除や、寒さからの解放、ストレスフリーな生活を送りたいものです!

次回は、ユニットバスリフォームについてをまとめます。