ウォシュレット🚽

🚽 ウォシュレット誕生秘話

💡 きっかけは「輸入製品」

1970年代の日本では、温水洗浄便座は存在しておらず、TOTOの社員がアメリカの医療用洗浄便座に注目したのが始まりです。

最初はアメリカから輸入した製品を販売

しかし、当時の輸入品は「お湯がすぐ冷める」「水圧が不安定」など課題が多かった

🔥 「自社開発しよう!」の決意

「日本人の体格や住環境に合うものを作ろう」と、1978年からTOTOの社内で極秘プロジェクトが始動。

社員の間でも「便座にシャワー?!」と懐疑的な声も多かった

失敗を恐れず、試作を重ねた

↑イメージ画像

🛠️ 開発の苦労

水流の角度、温度、強さを何百パターンもテスト

社員自身が実験台になり「どの水圧が快適か」何度も検証

一時は「社内で一番トイレに詳しい集団」とまで言われたそうです

🎉 1980年ついに発売

製品名「ウォシュレット」は“Wash”と“Toilet”の造語

第一号は「ウォシュレットG」

価格は約15万円(現在の価値だとかなり高額!)

📺 社会現象を起こしたCM

1982年のキャッチコピー

「おしりだって、洗ってほしい。」

が大反響!

一気にウォシュレットの知名度が上昇

「おしり文化革命」とまで言われました

🌏 世界への広がり

欧米では“WASHLET”というブランド名で人気

日本国内では普及率80%超(2020年代)

TOTOの代名詞として世界中で知られる存在に

✅ まとめ:ウォシュレット成功の秘訣

「使う人目線」の徹底

常識を超えた開発挑戦

高品質と快適性の追求

実は、ウォシュレット=TOTOというイメージがありますが、「温水洗浄便座」の元祖は別のメーカーです。

✅ 温水洗浄便座の歴史:最初に発売したのは?

世界初の温水洗浄便座

 ➡️ 1964年 アメリカの**「サニタリーナップ社」**が医療用として開発(TOTOもこれを最初は輸入)

日本初の温水洗浄便座

 ➡️ 1967年 **「東洋陶器(現TOTO)」**が輸入販売開始

国産初の温水洗浄便座

 ➡️ 1969年 **「松下電工(現パナソニック)」**が「温水洗浄便座」を開発(家庭用ではなかった)

家庭用温水洗浄便座の元祖

 ➡️ 1980年 TOTOが「ウォシュレット」発売

 ➡️ この「ウォシュレット」という名前が世間に広まったため、一般的にも「ウォシュレット=温水洗浄便座」のイメージが定着

🌟 ポイントまとめ

時期       会社名   製品名・特徴

1964      アメリカ(サニタリーナップ)       医療用温水洗浄便座

1969      松下電工              国産初の温水洗浄便座(業務用)

1980      TOTO   一般家庭向け「ウォシュレット」発売

つまり、

ウォシュレットの「元祖」はTOTO

温水洗浄便座そのものの起源はアメリカ、国産は松下が先

というのが正確な歴史のようです。